2002年08月23日
トーノZEROアニメ感想デジモンフロンティア total 1946 count

劇場版『古代デジモン復活』はいきなり敵も味方もない戦争を描いて野心的だが小さなお子さまはついてこられたか、ちょっと心配!?

Written By: トーノZERO連絡先

 劇場版見てきました。

 ストーリーは、人型デジモンと、獣型デジモンの、血で血を洗う終わり無き戦いに割って入った主人公達が、戦いを仕掛けるデジモンの存在を暴いて戦いを終わらせるという話ですが。

 何しろ、クライマックスに至るまで、真の悪が出てきません。戦争は、あくまで本質的な意味での戦争として描かれていて、どちらが悪いわけでもありません。善悪が、明瞭に分けて表現されている同じ東映アニメフェアの他のアニメとは一線を画し、野心的に取り組んでいると言えます。このチャレンジは素晴らしいと思いますが、一方、年齢の低い子供に理解できたか心配も残ります。

 映像表現的には、両軍が使う戦車が興味深かったと思います。異様な形状の巨大な車両で、夜にはカラフルな電飾が輝きます。こういう車両が走り回る街は、少しエスニックな雰囲気を漂わせます。また、夜の街でデジモンを集めて戦いをアジテーションするリーダー、というシーンも、実に雰囲気が良く描かれていたと思います。

 逆に、惜しいのは、複雑な設定のストーリーを実現するには、上映時間が短すぎたことでしょうか。駆け足になって、話を飲み込むのにちょっと苦労させられた感があります。

 と~のは、相変わらずと~のには意味の分からないイタリア語を使う泉ちゃんを応援しています。


ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。